防災士について

全国の郵便局長が取り組んでいる防災士の活動についてぜひご覧ください。

第二回列島縦断防災・減災公開講座開催


昨年好評を博した列島縦断防災・減災公開講座。全国郵便局長会は、日本防災士機構が主催する防災・減災講座を、日本防災士会との共催で、平成29年も全国各地で開催しました。

今年は、東海地方(名古屋市)からスタートし、信越地方(長野市)、東北地方(仙台市)、九州地方(熊本市)の四地域で開催(昨年は関東地方(さいたま市)、北陸地方(金沢市)、近畿地方(大阪市)の三地域)。

今年の開催地は、近い将来に発生が懸念される「南海トラフ大地震」の影響を大きく受ける東海地方、また、14年前に中越地震を経験し、復興の歩みを進める信越地方、未曾有の大震災となった東北地方、そして、昨年発生した熊本地震の記憶も生々しい九州地方。それぞれ異なる環境で、将来起こりうる災害に対して、どのような防災士活動を行い、減災に結びつけていくのか、有意義な講座プログラムが展開されました。その中で、名古屋会場で開催された講座をご紹介します。

基調講演模様

列島縦断防災・減災公開講座in名古屋

「列島縦断防災・減災公開講座in名古屋」では、東海地方郵便局長会が後援し、平成29年7月29日(土)、名古屋市の名鉄グランドホテルにおいて、約200名が参加し、講師に藤田保健衛生大学教授の羽田道信氏を迎えて行われました。羽田道信氏は、防災士資格を有する防災士専門員。『防災・救急に役立つロープワーク』『防災・救急に役立つ日用品活用法』の著書があり、被災を想定した実践的な救急活動等の指導で知られています。

前半は基調講演「地域・職場における災害への体制づくりと災害対応~「災害時地域拠点」として何ができるか~」。休憩を挟み、後半は「防災・救急に役立つ日用品活用法」と題し、傍聴者が実際にロープ等を使用する講義が行われました。会場では、ゴミ袋で作る防寒着に暖かさを実感したり、なかなか思うようにならないロープワークに苦心する姿が見られ、熱気溢れるうちに終了しました。

ゴミ袋で防寒着を作って試着

ロープワークにトライ

実践!! 身近にあるもので、救急に役立つグッズを作る

ちょっと複雑なロープワークに四苦八苦。実際の緊急事態では焦りも重なるので、日頃からの練習が必要

羽田道信氏