郵便局の地方創生

地域に根ざす郵便局が行なっている様々なサービスや取り組みをご紹介します。

行政と連携した地域活動

関東地方会
千葉県 東南地区会
岬郵便局 松崎実幸局長


千葉県の東南部に位置する「いすみ市」は、人口減少による過疎化が進行しているため、半島振興対策実施地域・総務省人材支援制度等、安倍政権が推進する地方創生に関する各種施策の対象地域となっています。

私は平成二十二年四月に岬郵便局長に就任し、生まれ育った「いすみ市」のため微力ながら地域貢献活動を続けてきました。衰退の一途を辿る地域を支えるために、自治消防団部長・自治区役員・天神社お立祭実行委員会理事・臼井神社祭礼役員・共同墓地行人塚理事として、日々活動をしています。また、行政の一助となるために、いすみ市高齢者見守り活動検討委員会委員・いすみ市安全で安心なまちづくり推進協議会理事・いすみ警察友の会理事を務めています。

さらに、岬郵便局が所属する夷隅北部会と行政が連携した地域活動として、郵便局が地域になくてはならない存在となるために十七項目にも及ぶ事業に携わっています。

このような普段からの地域貢献活動と行政との連携から、集大成とも言える「ふるさと応援寄附金記念品カタログ」が出来あがりました。その結果、行政の新たな財源を確保し、地域産業の活性化の一助となることができました。そして地域全体に一定の経済効果をもたらしました。

田舎だから、あるいは何もないからではなく、どこの地域にも行政はあり、連携から生まれるビジネスチャンスは必ずあると思います。それを探し具現化していくことが、地域に密着して存在する郵便局の役割であり、地縁性を活かし地域貢献活動を続ける郵便局長の役割でもあると思います。

「行政と連携した地域活動」は、一朝一夕で成し遂げられるものではなく、郵便局長としての地道な地域貢献活動が根本にあり、多くの先輩郵便局長が築き上げた地域からの信頼により成り立っているのだと、今回の事業で改めて感じた次第です。

これを励みに、今まで以上に郵便局のファンを増やしていきたいと考えています。


いすみ市制10周年記念事業を企画

いすみ市健康マラソン大会(増田明美杯)にて