郵便局の地方創生

地域に根ざす郵便局が行なっている様々なサービスや取り組みをご紹介します。

東京と奄美大島を繫ぐ

東京地方会
東京都 東京都東京中央南地区会
目黒碑文谷二郵便局 江副郁子局長


私を含め、都内の郵便局の局長は、それぞれが地元で防災訓練やお祭りのお手伝い等、その地域の実情にあった活動を続けています。

その一例をご紹介します。たまたま旅行で訪れた私を奄美大島の皆さんが温かく受け入れてくださったことが嬉しく、何かお役に立ちたいと考えました。


「年金相談会」についてTVで紹介される

高齢化率32%とお年寄りが多いので「もらい忘れ年金」があるのではと思い、友人の社会保険労務士と一緒に島の歴史を調べたところ、奄美大島は戦後アメリカの統治下となった8年間は加入年数に加算されないなど、不利な条件下に置かれていることが判明しました。

そこで、少しでも年金が増えるよう「年金相談会」を開催することにしました。その結果、スタートした平成24年から5年間に70件超の不備を見つけ出すことができました。今では島の局長方も手伝ってくださり、各集落で年に2~3回開催しています。

また、東京の郵便局で奄美大島の特産品を販売するため、奄美大島の大和村食農プロジェクトチームと地元タンカンを使用した無添加お菓子とマーマレードの詰め合わせを企画し、また、お隣りの喜界島の島ザラメセットを販売しました。

また、タンカンが大豊作で価格が暴落した昨年は50箱(250kg)を都内で口コミ販売しました。

東京の局長が持っている知識や人脈を活用して、全国各地でお役に立てることをすることが東京にいる私たち局長の役目ではないかと考えています。