地域に根ざす郵便局が行なっている様々なサービスや取り組みをご紹介します。
関東地方会
千葉県東南地区会
総野郵便局 関 裕仁局長
総野(ふさの)郵便局は明治から続く郵便局です。郵便局のある勝浦市は千葉県の東南部に位置し、人口約18,000人、高齢化率39.3%。地方創成会議が2040年に消滅可能性がある都市として58.2%と推計した、関東で最も人口の少ない市です。
地元出身者として、勝浦市の存続には地域の活性化が不可欠だと思い、局長就任後15の活動に参加しています。地域に眠っている価値を掘り起こし、経済効果を高め、人口流出に歯止めをかけるために、勝浦市全体と協働し、同一考働をするという原型となった3つの活動について紹介します。
(ア)熱血!勝浦タンタン麺船団員について
まちおこしイベントとして有名なB1グランプリを通じて、たくさんの仲間たちと力を結集し地域のために本気になって取り組んできました。そして、関東B1グランプリを勝浦市に誘致することに成功し、郵便局も実行委員として参画しました。また、出品した勝浦タンタン麺を郵便局のカタログ商品として開発・販売した結果、全国規模で認知されるようになり、勝浦市の経済活動の一助になったと思います。
(イ)勝浦いすみ青年会議所(スマイルプロジェクト)について
地域活性化を目指したプロジェクトチームの総責任者となり、未来を託す子どもから大人まで世代を越えて、笑顔で一緒に楽しむことができる催しとして、昔からの遊びの復活や熱気球搭乗体験など、記憶に残るイベントを開催しました。
(ウ)五色百人一首大会について
地域間交流の一助になればという考えから、五色百人一首大会を開催しています。エリア内の全小学校からエントリーがあり、行政・学校関係者や保護者の方々も開催を心待ちにされていて、今では行政の協賛もいただいています。
こういった様々な活動を通じて、地域の皆さんから「局長さん」と呼ばれる喜び、活動を通じて仲間とふれあえる喜びを共有できたことは、かけがえの無い財産となりました。
今後も「地域とともに歩む」郵便局を目指し邁進して参ります。そして、勝浦市が消滅すると言われている2040年、私は62歳になりますが、大好きな勝浦市を守り、勤務する総野局を守れるよう頑張って参ります。任された地域は、私が守ります!
15の地方創生活動!