お知らせ

全国郵便局長会からのお知らせです。

収穫の年を迎えて

青木 進

あけましておめでとうございます。
皆さまには、健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
昨年中はたいへんお世話になりました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

全国郵便局長会におきましては、民営化により低下した商品・サービスの回復を課題に据え、各方面に要望活動を展開して参りましたが、皆さまのご尽力もあって、一昨年には、「ゆうちょ預入限度額及びかんぽ生命保険加入限度額の引上げ」が実現し、昨年には漸く「口座貸越サービス」や「終身保険」などの新規業務が認可されました。これまでのご支援に深く感謝申し上げますとともに、今後とも、お客さまサービスの改善に向けた局長会の活動に格別のご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

さて、今年はイヌ年でございます。イヌといっても「犬」ではなく、「戌」と書きます。ちなみに、戌(じゅつ)とは、作物を刈りひとまとめに締めくくる様子、つまり収穫を意味する漢字だそうです。昨年の酉年は「商売繁盛」の年でしたが、今年は「収穫の年」という訳です。全国郵便局長会におきましては、この収穫の年に、郵政事業の経営や利便性の改善はもとより、「ユニバーサルサービス(あまねく公平なサービス)の確保」や「地方創生への郵便局の利活用」などの諸課題を一挙に解決したいと考えております。

なかでも、地方創生につきましては、「地方公共団体との連携」と「地域の人口増・経済発展」を2本柱にした取り組みを進め、国内で急速に進展する少子高齢化、過疎化に対応して参りたいと考えております。

地方公共団体との連携におきましては、従前から実施している「防災士活動」及び「認知症サポーター」など各地のニーズへの対応を継続するほか「過疎地等において撤退が進む支所業務の郵便局での受託」などを前進させたいと考えています。

地域の人口増・経済発展におきましては、

  • 過疎化対策としての「みまもりサービス」や「買い物サービス」
  • 人口増対策としての「移住、婚活のサポート」や「観光誘致」
  • 経済発展については、地元の皆様と力を合わせた「第6次産業」
などにも精力的に取り組んで参ります。

最後になりましたが、皆さまには、ご健勝にてご活躍されることを祈念いたしております。
以上、本年の抱負の一端を申し述べまして、新年のご挨拶といたします。

平成30年元旦

全国郵便局長会
会長 青木 進