全特 2016年7月夏号
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は平成十七年九月に防災士資格を取得しました。現在は石川県防災士会の役員を務め929︱1171石川県木き津づ局長南みなみ 文ふみ夫おがる郵便局ネットワークのお陰、組織の絆の強さです。 避難訓練や救急活動訓練というと、災害が起こった後の行動が中心となりますが、私たち防災士の肝心な役割は、災害が起こる前の「防災」です。東日本大震災のように未曾有の災害が起これば、完全な「防災」は不可能です。しかし「減災」はできるはずです。これまでのさまざまな災害の状況や反省から、現在では、家具の固定の指導に重きを置いています。また耐震基準が厳格になる以前の建物の補強工事を推進しています。これは市や県行政と連携して、工務店を巻き込んでの施策となります。 また、お年寄りや子どもたちなど、緊急避難時には弱者となる方々との交流・情報交換を密にすることは欠かせません。市・県主催のスポーツボランティア受付を引き受けていますが、これも人と人を繋ぐ郵便局の大切な役割だと思っています。て、六年になります。 防災士活動は、石川県と共催の形をとり、年二、三回スキルアップ研修を行っています。避難訓練や救命活動訓練、また石川原発もありますので、避難経路の確認や見学会が内容となります。 「防災士」は郵便局長の心得と認識しています。石川県北加賀地区会の部会は十グループあり、全員が年に一回は必ず参加できるように連絡を取り合い、全員参加型の活動を目指しています。 東日本大震災の際には、手弁当でお手伝いにいきました。しかし、闇雲にボランティアに駆けつけたとしても、足手まといになるだけです。局長会が音頭をとって指示を出していただき、適切かつ効率的に動くことができました。地方から上がってきた情報を取りまとめ、きめ細やかな対応ができるのも、全国津々浦々に広私頑張ってます! 防災士全員参加型の活動防災士スキルアップ研修 机上訓練自衛隊 被災地復興 体験研修防災士スキルアップ研修 搬送被災者手当訓練16

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