全特 2016年10月秋号
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助が2割③公助が1割だという現実です。町会会議を中心とした会議や、訓練時には、公的支援が来るまでの被害拡大を軽減するために、初期消火、救出救護の重要性等をお知らせし、被災した場合の避難所設営運営の実際を話し合うなど、現実に避難する際の行動について、一人ひとりがどうするか考えました。 また、地震防災の優先順位の、①命を守る②大けがをしない③二次災害防止④暫くの間生活に困らない、の四点について、重要性が指摘されています。命を守るために家の補強、耐震性の向上を図り、大けがをしないために家具の固定を確実にする。二次災害防止のために揺れが収まったら火を消し消火活動をする。水や食料、薬、カセットコンロ等を確実に準備する等を周知しています。 町会活動に積極的に参加し、郵便局の存在意義を高め、防災士資格を有する郵便局としての知識向上に努め、これからも、大震災への備えを町会とともに行っていきたいと思います。成十六年三月に局長に就任し、神奈川県の川崎に住んでいる私は、電車通勤で五十分141―0032東京都ゲートシティ大おお崎さき局長久く喜き 直なお人とほどかけて東京の大崎まで通っています。局周辺は、現在再開発がさらに進み、高層ビルが建ち並んでいます。当ゲートシティ大崎のビルも館内人口一万七〇〇〇人、来館者を合わせると三万人が行き来するビルです。ビル内の防災士としての仕事は、専門の防災関係のスタッフがいらっしゃるので、年に二回ある全体防災訓練と、防災会議への参加が主なものです。 そのため、防災士の活動は町会内の活動がメインとなります。町内には高層ビルと一戸建てに暮らす一五八五世帯の方がいます。 私は局長就任時、「町会活動が極めて重要」と思い、当時の町会長のところに何度も足を運ぶなどし、町会の皆さんとも徐々に親しくなることができ、十二年経った今では、例大祭の出し物のカラオケ大会代表参加者にまでなりました。 災害への備えで念頭に置いておかなければならないのは①自助が7割②共平頑張ってます! 防災士町会活動を通じて防災意識の向上に取り組む消火活動訓練ビルの林立する環境では、出口確保のガラスを割る訓練も必要災害用グッズは試すことが大切火災を広げないためのバケツリレー12

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