全特 2016年10月秋号
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ち上げ、地域の中で年に一回イベントを企画し、二〇一四年に第一回目を開催しました。レシピなどというものはなく、お年寄りたちから口伝えで作り方を教わりながら、一〇〇人前の久比のうどん汁を作りました。前日から下ごしらえで大わらわでしたが、当日は完売の大盛況。しばらく使われずに残っていた専用の大鍋や、丼も日の目を見ました。もちろん、野菜類、豆腐、油揚げも地元産。お醤油も呉市の醸造元のものを使います。 このイベントがきっかけで、広島市でも三年連続イベントに出店しています。大鍋を持ち込んで作るのですが、最大二五〇人前までしか作ることができません。まさしく「地域限定・数量限定」の味なのです。 現在、地元の地域おこし協力隊の方と、うどん汁をからめて何か発信できないかと模索しています。地域の個性を活かした活動が、地域の活性化を招き、ひいては郵便局の発展に繋がっていくと信じています。 広島の食の代表は、やっぱりお好み焼き。県内でも地域によって「府中焼き」「尾道焼き」「三原焼き」等、豊かなバリエーションがあります。広島市内では薄焼き生地の間にたっぷり野菜を挟んだお好み焼きがポピュラーですが、店舗によっても、それぞれにこだわりがあり個性を競っています。冷え込みが厳しくなると、生牡蠣を入れたお好み焼きが登場します。 戦後まもなく屋台が集まり、発展していった広島のお好み焼き。パンフレットを片手に街をぶらぶらお気に入りのお店を見つけるのも楽しいです。 焼きたては最高。ぜひ、広島を味わいにいらしてください。733‒0874広島県広ひろ島しま古ふる江え局長池いけ田だ 友とも道のりお好み焼き広島のお好み焼き案内。裏面はMAPになっている。マヨネーズはお好みでどうぞ。汁の具材は、豆腐、油揚げ、干し椎茸、じゃがいも、里芋、玉ねぎ。うどんは乾麺を使用。昆布だしに醤油を加えただけのシンプルな味付けだが、大量に作るので、具材のうまみが溶け出し、優しい味になる。地域の方の製作による、PR用の大きなサンプル。超地域限定グルメ・久比のうどん汁地域イベント「久比のうどん祭り」の様子

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