全特 2017年1月冬号
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島県南部地区会は四国の南東部に位置し、自然豊かで風光明媚なところですが、自然に779︱1199徳島県羽はノの浦うら局長廣ひろ井い 大たい雄ゆう 防災士として十年以上のベテランから今年取得した局長までさまざまですが、それぞれが各地域において地道な活動を行っています。 また、一昨年の全国郵便局長会による地域貢献発表大会でも報告しましたが、前年に発生した集中豪雨により地区会内のほとんどの地域で甚大な災害が発生した際、防災士である局長がリーダーシップを発揮し、局長夫人会、社員を含めたボランティア団体を結成し、被害家屋の復旧作業を行いました。こうした活動により、地域の方々との連帯が、より深まったと感じています。 災害時に現地に応援に行ける割合は少ないのですが、今後も、防災士として身に付けた知識と技術を地域の皆さまに伝える啓発活動を続けていくとともに、資格が錆びつかないよう、訓練や研修に参加して絶えずスキルアップに努め、郵便局が防災の拠点として貢献できるようにしていこうと考えています。近い分だけ災害発生のリスクも高い地域と言え、目前の太平洋には南海トラフが存在し、南海大地震が発生すると、早い所で数分で大津波が襲ってくる地域でもあります。 当地区会では現在、新人局長一名を除く全ての局長が「防災士研修講座」を終了しており、申請中を含めると九八%以上の取得率となっています。 これは、地区会長の「地域社会への貢献活動」として、局長全てが防災士となり、地域防災のリーダー的存在として「安心と安全の街づくに寄与して行こう」という強い思いが、全会員に浸透したことに加え、四国地方郵便局長会の「津波の危険地帯でもある徳島県南部地区は特に必要である」との、配慮によるものです。徳郵便局を防災の拠点へ被害家屋の復旧作業2014年の台風による浸水被害災害ボランティア活動19

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