全特 2017年1月冬号
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 一般財団法人中国地方郵便局長協会(末武晃理事長)は、広島県尾道市久保町の社会福祉法人尾道さつき会 (平石朗理事長)に、車いすのまま乗車できる福祉車両一台を贈り、十月五日(水)、中部福祉会あ福祉車両を寄贈 〜中国地方郵便局長協会〜車の鍵(模型)を手渡す相方備南地区会長(左) 第二回の北陸地方は、九月二十四日(土)、金沢・石川県地場産業振興センターで約三〇〇名の参加のもと、北陸郵便局長会の担当で開催された。 当日は、山本利郎全特副会長・北陸地方郵便局長会会長による挨拶で幕を開けた。名古屋大学大学院環境学研究科付属地震火山研究センター長の山岡耕春教授による「北陸地方を襲う大震災・火山災害について」と題する講演が行われた。まず、北陸地方で発生する地震と北陸火山について解説された後、先に起こった熊本地震を挙げ、日本列島の構造から導かれる災害対策・減災への取組み指針などを話された。 防災士活動の発表では、石川県防災士会副会長・大月真由美氏、防災活動アドバイザー・藤田武則氏の後、石川県防災士会事務局長として活躍されている前犀川郵便局長・福谷正信氏が登壇し、石川県防災士会の中核的存在として活躍する郵便局長たちの多岐にわたる活動内容を報告。より細かな減災対策と、幅広いずま園で贈呈式が行われた。 中国地方郵便局長協会では、地域貢献活動の一環として、毎年数台ずつ福祉施設に車いすや福祉車両などを寄贈してきた。この活動は平成二十一年から継続して行っているもので、大変喜ばれている施策の一つ。 贈呈式では、備南地区郵便局長会の相方典之会長が、平石理事長に車の鍵の模型を手渡した。相方会長は「福祉車両を活用し、皆さんの力にしてほしい」と挨拶。平石理事長は「質の高い介護を目指し、有効利用を図っていきたい」と謝辞の言葉を述べられた。 中国地方郵便局長協会では、今後とも地域から求められる施策を検討し、展開していくこととしている。防災士活動発表の様子挨拶する山本全特副会長講師の山本耕春教授防災・減災公開講座  in 金沢周知に向けての計画を発表し、聴講者の共感を呼んでいた。23

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