ZENTOKU 2017年8月夏号
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を中心に三日間にわたって約二〇〇万人の人出がある日本を代表する祭礼です。 初日は、お囃子屋台や芸妓連の手古舞、そして組踊りの大行列が浅草の街を練り歩きます。 二日目には「例大祭式典」後、「町内神輿連合渡御」のため、浅草寺裏手にずらりと勢ぞろいした浅草四十四ヶ町の町内神輿(約百基)は壮観です。その後浅草寺を一周し、各町会を渡御します。 最終日は、宮神輿三基「一之宮」「二之宮」「三之宮」を各町会渡御するため、早朝に神社境内から担ぎ出される「宮出し」、日中は三基がそれぞれ東部・西部・南部の三方面に分かれて渡御、日没後に神社境内へ戻る「宮入り」を行い、祭礼行事が終了となります。中でも大勢の担ぎ手が神社境内に埋め尽くされる「宮出し」とライトアップされた神社境内にお囃子の音色とともに宮神輿が担ぎ込まれる「宮入り」は一見の価値ありです。祭礼終了後は町会の神酒所の後片付けや供え物の神酒や神饌を下げて酒食する「直会」で終了となります。 祭りを通じ町会の方たちとの一体感が深まるとともに、祭り当日の街全体の高揚感は格別です。今後も町会の一員である郵便局長として、いろいろな行事に積極的に参加し、浅草を盛り上げ、地域との絆をいっそう強固なものとしていきたいと考えています。神幸の途中、神輿を荒々しく揺さぶることで、神輿に坐す神様の「魂振り」を行い、豊作や豊漁、疫病の退散が叶うとされている。祭りが最高潮に盛り上がる。わが地方のおすすめ逸品江戸切子は、色ガラスを重ねた色被せガラスと呼ばれるガラスの器に伝統的な紋様のカットが施された伝統的ガラス工芸品で、小さなぐい呑みから大型の花器に至るまで、さまざまなものがあります。一八三四年に日本橋大伝馬町のビードロ屋加賀屋久兵衛が金剛砂を用いて彫刻で模様を施したのが始まりと言われています。皇室や各国の日本大使館で使用されたり、サミットでは国賓への贈呈品として選ばれたりもしており、日本の伝統文化の一つとして広く知られています。繊細な紋様を楽しみながらお酒を飲むと、一層美味しく感じられるものと思いますので、ぜひ皆さまもお試しください。103-0011東京都日に本ほん橋ばし大おお伝でん馬ま町ちょう局長星ほし 和かず男お江戸切子11

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