ZENTOKU 2017年8月夏号
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049−4399北海道今いまがね金局長藤ふじ谷や 一かず洋ひろ 渡島半島の西側に位置する檜山地区郵便局長会の誇る、今金町の特産品についてご紹介します。 北海道産の男爵いもの中でひと際高く評価されている「今金男しゃく」。長年にわたり東京や関西の市場で最高値を付けてきたブランド男爵いもです。北海道の男爵いも生産量のわずか〇・三%にしか過ぎません。これは地域ブランドを守ろうと、生産者が収穫までの間に何度も生育検査等を実施するなど徹底した品質管理を行っているからなのです。ホクホクとした食感で、でんぷん質が高い「今金男しゃく」。郵便局でも毎年十月からカタログの取扱いを開始し、毎回ご好評をいただいています。 また、福男で有名な兵庫県西宮市の西宮神社で毎年一月に開催される「十日えびす」では「今金男しゃく」と「今金米」が奉納されています。二番福の方に「今金米一俵」が二年間提供されています。こちらはカタログの取扱いはありませんが、福男にちなみ縁起を担いで、食してみてはいかがでしょうか?今金男しゃく・今金米ゆうちょ銀行及びかんぽ生命で構成された「日本郵政グループ」は、参加団体として六番目に多い三五〇人を超える社員が参加しました。 団体ごとに派手な装飾を施した大型トラックの山車とキャッチフレーズを記した横断幕を先頭に各団体は決められた順番で出発します。「日本郵政グループ」はあたりが薄暗くなり始めた午後七時頃の出発でした。 山車の煌びやかな照明とスピーカーから大音量で連呼される「みんなの郵便局」の声。山車に続き、「~日本郵政グループ~ そうだ!郵便局へ行こう!!」と記された横断幕の行進。山車のスピーカーからユニークな歌詞と振付が特徴の音楽「いか踊り」が大音量で流れ、お揃いの法はっぴ被を着た社員がみな、威勢よく掛け声をかけ合い、踊りながら練り歩きます。 沿道の両側を埋め尽くす大勢の見物人からは、郵便局とわかって声援をくれる人もいます。最高潮に盛り上がる中、吹き出す汗と枯れる声、だんだん疲労が目立つ足腰……。しかし、この独特の雰囲気は参加した人にしか体験できない貴重なものです。 午後九時頃、終点に到着し私たちの祭りは終了ですが、その際の心地よい疲労感と、達成感は最高のものがあり、毎回地域との一体感を強く実感します。 祭りへの参加は、市民とともに地域を盛り上げる重要な手段の一つであり、今後も地域創生の一環として継続して取り組んでいきます。先頭を練り歩く、横断幕。ぽすくまの姿も。お揃いの法被で、凛々しく行進。わが地方のおすすめ逸品最高潮の頃には、汗びっしょり。09

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