ZENTOKU 2017年9月特別号
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地方創生フォーラムin越後湯沢全国郵便局長会会長 青木 進会長あいさつ既存の枠組みを超え時代に即応した郵便局像を!“„ 今般、地方創生フォーラムを新潟県湯沢町で開催させていただくことになりました。そこでまず、「郵便局の歴史」を振り返りつつ、全国郵便局長会における地方創生の取組みについてご紹介させていただきたく存じます。 「郵便の父」と呼ばれ、新潟県が生んだ偉人・前島密翁は、実は報知新聞の創刊、日本通運、日本郵政の設立のほか、早稲田大学の前身である東京専門学校の創設への参画、現在の電話事業の開始など、明治政府において非常に幅広い分野で活躍された人物です。郵便局長に受け継がれるDNA 前島密翁は日本において郵便事業を創業するにあたり、明治政府の予算が乏しかったため、いわゆる民活、ボランティアによる郵便網を全国に敷設しました。この際に協力したのが全国各地の名士であり、多数の郵便局長です。その精神は郵便創業以降一四〇年以上経った今でも連綿と受け継がれています。 現在、全国に二万四〇〇〇の郵便局があり、直営局が二万局、郡部等で業務を委託している郵便局(簡易郵便局)が四〇〇〇局あります。そして、直営局のうち、比較的規模の小さい郵便局一万九〇〇〇局の局長が全国郵便局長会の会員になっています。02

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