ZENTOKU 2017年秋号
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⬆南大沢駅(京王線)に隣接するアウトレットパーク。都心への通勤圏内ということもあって、高い集客力を誇る。⬆首都大学東京 ⬇絹の道資料館にほど近い田園(鑓水地域)から多摩ニュータウンを望む。絹の道は八王子から横浜を結ぶ街道で、鉄道が発展する明治中期ごろまで使われていたルートである。八王子は丘陵地帯が多いため、桑畑が広がり養蚕が盛んであった。⬆鑓水では、蛍の里を再生するプロジェクトが行われている。もともと湧き水が豊富で、鑓を刺し水を得ていたところからの地名だという。隠せなかったというのが、正直なところです。郵政グループのかんぽ生命の商品を窓口で扱う傍ら、日本生命さんに場所を提供するわけですから、窓口にいらしたお客さまから疑問を投げかけられたこともありました。 しかし、考えてみますと、郵便局は地域にとっての「安心・安全」の拠点です。お客さまに安心と安全な環境を提供し、便利にご利用いただくことが、基本だと思います。昔の電話ボックスみたいなテレビ電話ボックスを設けたところで、保険のような個人情報満載のデリケートな商品は成約には結びつかないでしょう。「安心・安全」な場所で、テレビ電話によるコミュニケーションを取ることができれば、地域の方々の利便向上に繋がります。 また、郵便局のスペースをお貸しする八王子上柚木局の風景印にもなった小泉家住宅。八王子上柚木局からはやや離れた鑓やり水みず地域に建っているが、お客さまとの深い繋がりから、風景印に採用された。*「郵便局ネットワークを活用した地域共通インフラ構築に向けた実証実験」とは、日本生命相互保険会社の契約者に対してインターネット(テレビ電話)を通じて対面サービスを行うもの。 他に実証実験が行われているのは、利尻くつがた郵便局(北海道利尻郡)、三根郵便局(東京都八丈島)、三田ウッディタウン郵便局(兵庫県三田市)。ことは、全国展開も視野に入っているということですから、日本生命さんのみならず、全国への事業展開を望む企業には、注目すべき施策ではないでしょうか。 まだ実証実験*の段階なので、この施策の今後の展開を見守っているところです。いずれにしても、郵便局ファンのお客さまのサービス向上に繋がれば、それが一番だと考えています。パンダのフォルムカード

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