ZENTOKU 2018年春号
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わが地方のおすすめ逸品762-0031香川県坂さか出いで文ぶん京きょう町ちょう郵便局長大おお林ばやし 清きよ弘ひろ 讃岐うどんは空海が中国より製法を持ち帰ったといわれる香川県民のソウルフードです。 その特徴は、もちっとしたコシとセルフサービスです。ネギや生姜の薬味から玉子や天ぷらのトッピング等、好みの味付けが楽しめます。 毎日食べるお米やパンのような存在の讃岐うどん。是非、香川にお越しの際はお試しください。日の出製麺所の讃岐うどん日枝神社秋季大祭で司会進行役を務める。祭りは地域を盛り上げる最高のイベント。に防災訓練も行うようになりました。簡易担架の作成、怪我を想定した応急手当、消火器の使用訓練、消火栓にホースを繋ぎ放水する消火訓練等を実施していますが、郵便局長になって取得した防災士資格が役に立っています。 そんな活動をしていると、地域の氏神様の「日枝神社」秋季大祭で神事の司会進行役を頼まれました。責任は重いけれども名誉なことと、すぐにお受けしました。五穀豊穣を祝い、金糸銀糸で彩られた太鼓台が神社境内に勢揃いし、華やかな秋祭りが催されます。その秋祭りは「日枝神社」の神事から始まります。 本殿奥の祭壇前に宮司を中心に各自治会長、氏子総代の方々が厳かに並びます。緊張の一瞬です。「ただ今から渡御祭を執り行います。」私のこの言葉から約一時間の神事が始まります。「修しゅ祓ばつ」「斎さい主しゅ一いっ拝ぱい」「神しん饌せんを供す」「祝のり詞と奏そう上じょう」「玉たま串ぐし奉ほう奠てん」等、初めて聞く言葉もありますが、言葉も順番も間違えられません。最後に宮司が神輿に御霊を遷し、御旅所に出向です。御旅所でも同様の神事を執り行います。失敗の許されない緊張の連続のため、神事が終わった時はぐったりしていました。 お世話した行事が終わった後、来局されたお客さまから「うどん作りが楽しくて、子どもも喜んでいた」とか、「防災訓練の内容が良かった」「今年のお祭りは盛り上がった」等のお声を聞くと、やって良かったという気持ちになります。もちろん「ここはこう改善すべき」とのご意見もありますが、喜んでいただける方がいる限り、これからも地域のお世話をコツコツ頑張ろうと思います。日の出製麺所三代目三好修さん「うどん文化を世界に発信し香川を元気にしたい」13

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