ZENTOKU 2018年春号
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⬆ 伝統文化を守るには、絶やしてはならないものもある。京都へも出荷している茅の刈り取りと天日干し。⬆ 皆で楽しむ健康ウォーク。⬆ 地域総出で行う、草むしりボランティア。⬇ 自主防災会の活動も定期的に行う。災害時には公民館が緊急センターとなる。業」では、原料を中名田産にこだわったブランドの地酒“田村のめぐみ”が好評です。この利益がスマイルカーのガソリン代に充てられており、郵便局が発送を引き受けています。その他に、茅葺の生産を守り、京都にも供給しています。 第三は「伝統文化の継承と世代間交流事業」です。三〇〇年以上の伝統を持つ「松上げ」には、子どもも参加できるよう、安全面に気を配りながら、祭りを盛り上げています。第四が「自主防災集落ネットワーク事業」です。地域の拠点である公民館に災害時の拠点となる緊急センター機能を置き、災害が起きた場合には、若い世代が中心となって防災・減災に務める工夫をしています。「田村のゆめづくり協議会」は、公民館が中心となっており、私は地域住民の一人として活動しています。その中で郵便局として貢献できることを引き受けています。わが地域の自慢を発信できるのは、全国区の郵便局が得意とするところです。全国でサービスをスタートした「みまもりサービス」も高齢化が深刻化する中では必要な施策だと思いますが、若い世代が少しでも地元に戻ってきて、世代バランスのとれた地方創生へと繋がっていくことが理想的な姿ではないかと考え、そのために努力してまいります。中名田郵便局中名田郵便局の局名入りポスト型はがき。風景印には紙漉きの様子があしらわれている。公民館館長大岸正彦さん。「子どもたちや高齢者はもちろん、若い世代や中堅世代にも魅力あるまちを目指しています。」07

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