ZENTOKU 2018年夏号
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地域で守る狭山池。地域の誇りに。小山田の桃わが地方のおすすめ逸品586-0048大阪府三みっかいち日市郵便局長八や木ぎ 久ひさ史ふみ大改修により洪水調整機能を備え、同時に池の周囲は公園として整備されましたが、台風などによる流木やゴミの堆積、イベントによるゴミの散乱などは美観という観点だけでなく、水質・環境維持のためには、継続的な清掃活動が欠かせません。 地元の逸品、夏の果物と言えば、『小山田の桃』。『小山田の桃』は、大阪府河内長野市小山田地区で昭和四十年代から栽培が進み、全国的には小規模ですが、味では負けていないと思っています。 郵便局では、十年程前から農家の方々とコラボして直売所では販売していない六~七個入りのものを地域限定版チラシを活用し、販売し始めました。大ぶりで個数も丁度良いと評判で、毎年販売個数を伸ばしています。 今年は名産品を集めた「魚沼うまいもの発カタログ」に掲載され全国のみなさまに購入していただけるようになりましたので、是非一度ご賞味ください。出荷は7月中旬から8月上旬。カタログで全国区に。是非完熟桃の美味しさを味わって。 清掃活動の意義は、1.身の回りの環境整理について、いつも清潔な状態を保とうとする態度を育成する。2.みんなで使う場所を大切にすることで、公共心を養う。3.みんなで清潔にしていくことで、集団生活を意識し、協調性を育成する。4.働くことの意義について理解を深める。 つまり清掃活動は、活動を通して「美しい場所に美しい心がある」という意識を高め、人間形成に役立てていくものです。 都市化や核家族、少子化の進展により、地域の連帯感、人間関係の希薄化が進み、個人が主体的に地域や社会のために活動することが少なくなっていますが、クリーンアクションには、夏休みを中心に、中高生やボーイスカウトなど、若い世代も参加し、交流を深めています。 将来的にはワークシェアリングなどを通じて労働時間の短縮や多様な就業形態が進展し、職場での労働以外の時間を別の仕事や役割に活用することも認められるようになってくるでしょう。その時、狭山池清掃活動は、社会人にとっての新たな活動の形となり得るのではないかと思います。 地域に密着した郵便局が、グループ(部会または地区会)単位で、地道に活動し続けていくことが、地域活性化の一助となると信じてこれからも積極的に行動していきます。都市近郊という地の利を生かし、完熟してから採果される。13

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