ZENTOKU 2018年夏号
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 活躍する女性局長❺女性がしなやかに活躍できる雰囲気づくり236︱0057神奈川県横よこ浜はま能のう見けん台だい郵便局長東あずま 香か代よ子こ地域が一つになって盛り上がる七夕祭り。商店街を縦貫する流しそうめんが名物。スイカ割りは、子どもたちの人気No.1イベント。冬場は暗いうちから集合して清掃活動。 「おはようございます」「いってらっしゃい」 毎朝、駅に近づくに連れて甲高い声が次第に大きく聞こえてきます。いわゆる朝の駅頭に立って挨拶する「駅立ち」を、寒い日も雨が降っても元気にやっている女性市議会議員の方と出会ったのはもう6年前になります。 その市議会議員の方は、一人の主婦として母として、子育て中から議員として活動されており、女性として共感するところも多く、地元のお祭り、駅前清掃などの地域活動にも、私たち横浜南部地区郵便局長会金沢東部会の局長と一緒に参加しています。 活動のひとつに、京浜急行線能見台駅前で開催される「七夕祭り」があります。私も3年前から実行委員会に参加していますが、これはその議員さんが地元を元気にしようと、7年ぶりに復活した企画でした。それに協力しようと、私たち金沢東部会の局長が立ち上がりました。地元商店街の皆さんと協力して、竹の切り出しからそうめん台づくりまで行った「流しそうめん」は大人気。当日は早朝から七夕飾りの取り付けや、来場者の交通整理とフル稼動の1日でした。 七夕祭りでは、東北再生支援のサンマ祭り、ミニコンサート、スイカ割り等々の盛りだくさんのイベントが開催されていて、毎回猛暑の中を1万7000人もの方々にご来場いただき、駅前通りは元気な子どもたちの歓声でいっぱいになります。今年は77mに及ぶ「流しそうめん」に挑戦するために1ヶ月前から準備を始めています。 また、年6回ほど行われる「横浜金沢清掃の会」の活動は、早朝六時集合で冬は寒さとそして夏は暑さとの戦いです。地元のボランティアの皆さんと交流ができることや出勤途中の方から激励の声をいただくことが励みとなっています。 私は、平成11年に局長になりましたが、勤務先も金沢区を中心に異動していましたので、地域の方々と面識はあったものの、局長となってからは、意識して地域行事に参加してきました。他の地区から通勤していますので、居住地の町内会でも一住民として積極的に行事に参加しています。 女性局長を特に意識してはいないのですが、局長たちとのチームで活動する傍ら、郵便局にも個性があると思いますので、女性としての目線、感覚を生かした郵便局づくりを大切にしていきたいと考えています。 自分の経験からも、女性は子育て等に関わる時間も長く、仕事との両立に悩む社員は大勢います。多くの後輩の皆さんに「局長って楽しいかも……」と感じてもらい、女性として管理者を積極的に目指していただけるよう、雰囲気づくりを心がけ、柔らかな空気漂う郵便局でありたいと思っています。17

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