ZENTOKU 2018年秋号
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頑張ってます! 防災士196︱0004東京都 昭あき島しま緑みどり郵便局長小お野の 修おさむ平成二十九年十一月二十三日、陸上自衛隊立川駐屯地にて「防災航空祭」が開催され、東京多摩西地区会に所属する防災士の郵便局長六名が参加しました。 当日は、前夜から冷たい雨が降り続くあいにくの天候ではありましたが、毎年この時期に開催される「防災航空祭」を楽しみにしている方々の長蛇の列ができ、防災航空祭への参加殊バイク、パネル展示を行います。 開場前に日本防災士会の立田多摩ブロック代表から本日のスケジュールと諸注意が伝えられ、ロープワーク、ブルーシートを使用した担架搬送、起震車体験等のイベントが行われる旨が説明されました。 午前中は雨のためテント内でのロープワークの指導が中心となりました。ロープワークはいざという時に自分の身を守予定時刻より五○分早く開門しました。 駐屯地の正門から滑走路の南端を通って予め指定されたエリアまで徒歩で移動していると、目に入ってきたのは、広大な敷地に南北に延びる滑走路と待機している十数機のヘリコプターでした。 担当する防災備品展示エリアでは、日本防災士会東京都支部多摩ブロックの方々が準備を始めており、郵便局長も揃いの日本防災士会ベストを着用して合流しました。このエリアはパトカーや救急車、自衛隊の特殊車両などの防災基地各機関と陸上自衛隊の防災装備品を展示する場所で、防災士会も小型ショベルカーや特る方法、片手でロープを結ぶ方法、救護人を搬送する場合の対応など、覚えておけば緊急時に大変役に立ちます。 午後からは天気も回復し、人気の起震車体験が始まりました。起震車体験とは、椅子やテーブルが設置された部屋を模した設備の中で、震度5から7までの地震を体験するものです。震度7ともなると大人ですら物に掴まらないと立つことも厳しい相当な揺れですが、子どもたちはアトラクションに乗るように楽しく参加できていたようです。まずは、楽しんで疑似体験してもらうことから始めて、関心を深めていってほしいと思います。 今回の「防災航空祭」は、雨天のため例年とは違った対応となった部分もありましたが、今回もこのイベントに参加して、防災士活動を通じて異業種の方々との交流も広がり、市民の方々に防災意識が高まっていることを肌で感じました。一人でも多く防災に関する意識を持っていただけるよう、引き続き活動を続けていかなければならないと改めて感じました。雨の中でも、会場を待つ列に気持ちも引き締まる。扌圧倒されるヘリコプターの迫力。非常時には頼もしい存在に。➡災害時に活躍するミニショベルカー。参加した郵便局長たちと。15

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