ZENTOKU 2018年秋号
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地域貢献・地方創生活動拝見地域とともに生きるこんにちは、○○さん元気かい」「毎日暑くて大変だね」「いつもありがとうございます」私の郵便局に来られる方はほとんど顔見知りです。海ノ口郵便局がある南牧村の人口は二九九三人(平成三十年四月)と、ついに三〇〇〇人を割る状況です。窓口に来られた方には「○○さん」と下の名前で呼ぶほどの間柄であり、時にはコーヒーをお出しして、保険等のライフプランについてのアドバイスも行っています。長野県の東端に位置する南牧村は「日本のへそ」と呼ばれ、標高一三〇〇メートルの地にあります。農業と酪農、そして観光が盛んな村で、特に農業(レタス・白菜)は年商一〇〇億円を超える高原野菜の一大産地であり、中国・ベトナム等の外国人農業研修生を受け入れ、野菜作りのノウハウを伝授しています。その農業に使うトラクターは、全国トップの大きさを誇る村自慢の大型機械で、384–1399長野県海うみノの口くち郵便局長有あり坂さか 良よし人と一見の価値があります(圧巻です)。また、南牧村ではオリジナルフレーム切手を五年連続で作成するなど観光をPRしており、その結果、観光客の増加、そして別荘地や分譲地の販売も上向き、永住する方も増えています。海ノ口郵便局では、南牧村の協力のもと、高齢者のみまもり訪問サービスを開始しました。村の独居世帯や障害者世帯を対象に、今年度は二十三件のみまもりサービスを実施しています。南牧村の高齢化率は三三パーセントと高く、三人に一人は高齢者で、村の保健師さんだけでは全戸を回りきれないため、郵便局がみまもり訪問サービスでお手伝いしています。四月の調印式後、お客さま宅を訪問していますが、先ずはお茶、続いて漬物、お茶菓子が次々と出され、ただただ恐縮する限りです。続いてパソコンに指示されながら、お客長野県「高原野菜と八ヶ岳フレーム切手08

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