ZENTOKU 2019年冬号
15/20

頑張ってます! 防災士453︱0013愛知県 名な古ご屋や亀かめ島じま郵便局長槌つち岡おか 宏ひろ行ゆき私が所属する日本防災士会愛知県支部は、九月からNPO法人の認可を得て「NPO法人愛知県防災士会」として活動しています。愛知県内六ブロックの地域で構成され、会員数は約三五〇名で、高校生から教育者、県・市議会議員、会社員、ご退職された方、そして郵便局長などさまざまです。地域一丸で進める防災士活動機会も増え、広く交流を図ることで少しずつですが知識が向上していると思います。しかし出前講座の講師や避難所運営のスキル、そして災害地へのボランティア活動など、まだまだ実践が不足していると感じています。郵便局長として防災士取得の本来の目的は地域貢献だという認識はあるのですが、地域の防災活動のお手伝いや、郵便局主催の防災セミナーを開催できるまでにはもう少し時間がかかりそうです。他の郵便局長から「大変だね」と声をかけられることもありますが、もっと大変な思いをして活動している方もいらっしゃいます。そんな方たちの少しでも手助けになればという気持ちで続けています。私の人生において「防災の本番」が来ないかもしれません、いや来ない方がいいと思います。ただ、大災害の可能性があるのなら、備えなければなりません。目の前に助かる命があるならば助けてあげたい。目の前に困っている人がいるならば支えてあげたい。何も来なければ、次の世代に引き継げばいい。そんな単純な思いが、私の防災活動の原点です。年間を通じての主な活動は、会員向けのスキルアップ研修や被災地等への視察研修、企業や学校の依頼を受けた出前講座、会員への広報誌の発行などです。毎月、定例の理事会では各委員会の報告、課題の協議、出前講座などのスケジュール確認を行い、他にも臨時会議や出前講座の依頼先との打合せも行っています。特に出前講座は月に三件以上の要請があることもあり、会の活動は年々活発になっています。その中で私は財務委員長として会の会計を担当しています。役割としては年会費の集金、役員の交通費や活動費及びそれに関わる費用の支払い、頒布品の販売や広報誌の発送、会員名簿の現行化などを担当していて、毎週末、書類の整理に追われています。もちろん、役員の活動は無報酬のため、自費を使わせてはいけないという気持ちで研修会や役員会の活動状況をしっかりと管理し、「誰が・いつ・どこで活動したか」を把握しながら、正確な支払いをすることに気を配っています。私自身、防災士としてのスキルはまだまだですが役員として研修会に参加する川越電力館の見学。砂防ダムの見学で説明を受ける。海津砂防遊学館を視察研修。愛知県防災士会のメンバーと。15

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る