ZENTOKU 2019年冬号
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庄内地方自慢・4つの温泉郷わが地方のおすすめ名湯997-0752山形県湯ゆ田た川がわ郵便局長三み浦うら 誠まこと感じつつ、僅かながら地域に貢献出来ているのではないかと思っています。子どもたちへの指導で特に気をつけていることは「あいさつ」と「心構え」です。子どもたちが太鼓を通して接する様々な場面で気持ちの良い、ハキハキとしたあいさつをするよう指導しています。心構えとして指導していることは、「聞いている皆様が元気になるよう精一杯の演奏をしよう」ということです。どんなに上手な演奏でも、素晴らしい技術でも、演奏する側の気持ちや表情によって全く異なる演奏になります。今後のイベントとしては、子ども会は三月に福島県郡山市で開催される「全国ジュニア太鼓コンクール」への出場と、第十九回「鶴岡太鼓フェスティバル」公演への参加が決まっています。日本太鼓財団が主催する「全国ジュニア太鼓コンクール」は、高校生以下のジュニアチームによる和太鼓の競技会で全国の選抜されたチームが参加し、子どもたちは山形県代表山形県庄内地方の鶴岡第二部会エリアは四つの温泉を有しています。奥羽三楽郷の一つ湯野浜温泉は、日本海に面した温泉郷。晴れた日には日本海に浮かぶ出羽富士、鳥海山を見渡すことができます。二つめは海のいで湯、由良温泉。日本の渚百選、夕日百選の美しい景観と八乙女伝説のロマン息づく温泉です。三つめは、温海温泉。特産品「焼畑あつみかぶらづけ」は、伝統の焼畑農法で無農薬、無肥料で栽培されており、将軍徳川家治公へ献上されたと記録が残っています。最後に紹介する湯田川温泉は、鶴岡の殿様、酒井公の奥座敷ともいわれ、湯田川孟宗の竹林と梅林に囲まれた開湯一三〇〇年の歴史ある温泉です。日本海の幸と在来野菜を堪能できる庄内温泉巡りにぜひおいでください。として出場することになり、入賞を目指して猛稽古に入っています。彼等には全日本の舞台に立つ経験をすることで、精一杯一つの事をやりきったという体験をしてほしいと思っています。「鶴岡太鼓フェスティバル」は毎年三月に山形県庄内地方の太鼓団体が集まって自主公演を行うものです。平成十二年からは震災復興チャリティーとして岩手・宮城・福島から太鼓チームを招いて開催しております。企画の運営から裏方まで全て自分達が関わり手作り感満載の公演で、他チームとの絆やお客さまとの繋がりが実感できる公演になっています。念珠関辨天太鼓創成会も活動開始から既に二十七年を超えておりますが「新しい文化の創造」「人材の育成」は道半ばであり、これを「継承してゆく」ことが今後の課題です。これからも地域の盛上げ役として、子どもたちとの関わりを大切にしながら地域が益々元気になるような演奏を続けていきます。辨天太鼓演奏の様子温海文化祭湯野浜温泉海のいで湯、由良温泉温海温泉、あつみかぶ湯田川温泉、孟宗竹09

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