ZENTOKU 2019年春号
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結ぶ神様です。他の神社と異なり、二拝四拍手一拝の作法で拝礼するとされています。 出雲大社の遷宮*6は概ね六十年ごとに行われ、平成二○(二〇〇八)年からは「平成の大遷宮」として、本殿の屋根等の大改修が行われており、平成二十五(二〇一三)年五月には御祭神を仮殿から改修が完了した本殿へ再び遷座する「本殿遷座祭」が行われました。大社郵便局 佐さ々さ木き孝たか広ひろ局長「大社郵便局のある大社町は、平成17年の合併で出雲市となりました。かつて大社郵便局は大社町の一番大きな郵便局でしたが、空きスペースの活用法が課題です。お客さまや住民の方々に拠点となる場所として活かせるよう模索しています」日御碕郵便局 小こ林ばやし一かず生お局長「子どもたちに柔道を教えていますが、教え子には国体に出場した子もいます。学生時代、師と仰ぐ先生に、地元に帰って地域の人たちのために尽くす仕事に就きなさいと言われたことが、郵便局長になったきっかけです」大社遙よう堪かん局 伊い藤とう康やす治はる局長「「遙堪」という地名の由来。諸説ありますが、ここ出雲市より斐伊川を上った奥出雲地方は、良質の砂鉄が採れ、たたら製鉄で栄えてきた1400年の歴史をもち、「堪」が「厚みのある重い山。土で築いたかまどの意味」を持つことから「遥かに延びる(鉄を埋蔵した)土地」という説が一番納得できます。丘陵地を生かしたブドウ作りが盛んで、当郵便局から車で3分の島根ワイナリーには、観光バスで多くの方が訪れます」大社荒木局 柿かき木のき桂けい一いち局長「旧大社駅のそばにあり、観光のお客さまもいらっしゃいますが、地域のお客さまとの繋がりを大切にしています。応急手当普及員の資格を持っており、防災士の活動にも役立てています。第一に心がけているのは、いつも「笑顔」で接することです」*6  遷せん宮ぐうとは、神社の本殿の造営または修理を行うため、ご神体を従前とは異なる本殿に移すことを言う。大社郵便局の風景印は、出雲阿国もあしらわれている。島根ワイナリー 昭和34(1959)年、有限会社大社ぶどう加工所として発足し、デラウェア100%でのワイン醸造を開始。ここで醸造されるワインは、国内外のワインコンテストでも数々の受賞歴を誇る。ワイン製造が無料見学できる工場や、試飲・即売施設のほか、バーベキューハウスや軽食を楽しめるレストランも併設されている。日御碕神社と日御碕灯台をあしらった日御碕郵便局の風景印。大社荒木郵便局の風景印は、出雲大社、大国主命の象徴・打ち出の小槌と鷺浦・つる島が配されている。鵜鷺郵便局の風景印は、響きから「ウサギ」のデザインが施されている。鵜う鷺さぎ郵便局 松まつ村むら績せき治じ局長「鵜峠と鷺浦の名称が一つになった地区名です。かつては北前船の寄港地、鵜峠鉱山(銅)の積出港として賑わいましたが、人口減に歯止めがかからず、地区全体で活性化に取り組んできました。塩づくりを始めた方や、Iターンで椿油を使った事業を始められた方もいます。山と海に囲まれた地区の地方創生を発信できればと考えています」しまねっこと巡る島根の名所のフレーム切手。島根県全域の観光地を巡る。歴史と伝統が息づく地で、地域のご縁を結び、力を注ぐ郵便局長●〶●〶●〶●〶大社郵便局日御碕郵便局鵜鷺郵便局大社荒木局大社遥堪局出雲市●〶島根ワイナリー05

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