ZENTOKU 2019年夏号
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私たち播磨北地区会多可部会は、兵庫県の中ほどに位置する西脇市と多可郡という二つの行政区にまたがっている部会です。今回は郵便局の横の繋がりから生まれたコラボ商品の開発を中心に、西脇市と連携している取組みをご紹介させていただきます。「日本のへそのまち」西脇市東経135度、北緯35度に位置する西脇市は、「日本のへそ」のまちとしてPRしています。川と山々に囲まれた、田園情緒漂う町です。西脇市を支えてきた産業の一つに播州織があります。糸を染めてから織る「先染織物」と呼ばれるもので二二〇年以上の歴史を持っています。市内を流れる三つの川の豊かな恵みにより、播州織は地場産業として発展を遂げてきました。昔から、水源が染色産業を支え、織物は町を潤してきましたが、近年では、安価な海外織物の波にのまれ播州織の生産規模は縮小しています。また、人口減少など、多くの地方都市同様の悩みと向き合っています。地域貢献・地域創生地域散策で地域の魅力を再発見。この交流が「播州織×三木染型」のネクタイ製作へと繋がった。地元の地域イベントには、丸型ポストのデザインされたエプロンを着用して参加。地区会内の連携で「播州織×三木染型」のネクタイを企画・製作・販売そんなわが地域をもう一度見直し、地域の良さを再認識しようと、播磨北地区会では、まず地域の方々にも呼びかけ「地域散策」を行ってみました。この交流をきっかけに、西脇の播州織と、同じ地区会の三木部会の伝統工芸「三木染型」とをコラボさせた「播州織×三木染型」のネクタイを企画し、製作そして販売にこぎつけました。これは、本来「染」で表現される染形のデザインを、先染の播州織だから出来るジャガード織で表現したものです。全国郵便局長会を中心に多くの郵便局の協力のもと、一千本を完売することができました。今後も地域の特色を生かした商品を生み出そうと、播州織のコラボ商品の開発や地元事業所等との連携に日夜検討を重ねています。地域イベントへ積極的に参加 地域イベントにも積極的に参加しています。初夏のしばざくら通り商店街イベント「100えん商店街」や秋に開催された初の市内四地区合同イベント「日本のへそハロウィン㏌西脇」ではワークショップで出店。また、西脇市が推進する中心市街地活性化計画のもと、市民有志が企画・実行した播州織の生地マルシェイベント、播州織産地博覧会「播ばん博ぱく」では西脇郵便局郵便課兵庫県西脇市〒677ー0015西にし脇わき中なか本ほん町まち郵便局長谷たに口ぐち 委い鈴すず12これまでも、これからも、地域とともに西脇市との強固な絆で、全国へ町の魅力を発信!

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