ZENTOKU 2019年夏号
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 ようやく梅雨も明け、本格的な夏の訪れを感じる季節となりました。「広報ZENTOKU」をお読みの皆さま、全国郵便局長会の顧問をしております参議院議員の柘植芳文でございます。この度、二期目の当選を果たすことが出来ましたことに厚く感謝申し上げますとともに、私に課せられた責任の重大さに身の引き締まる思いでございます。 さて、この八月から長野県泰やす阜おか村で、村役場の支所廃止に伴って支所が行っていた窓口業務を、近隣の郵便局が引き継いで行うこととなりました。今回のように二十五業務を行うのは全国で初めてのケースですが、地域の過疎化高齢化が進む中、行政のスリム化を求められる地方公共団体が、全国津々浦々で地域社会を支え、地域住民の暮らしの拠り所となっている郵便局に着目したものであり、今後、過疎化高齢化が進む地方公共団体の郵便局活用のリーディングケースとして大きな期待が寄せられています。 このように、地域社会は超高齢化時代を迎え、地域社会を支える郵便局の役割は益々大きくなっていますが、その要は、一局一局の郵便局長の存在です。そして、郵便局長は、郵便局の業務はもちろんですが、それ以外に地域に密着して地域社会で活動しているのです。例えば、地域の伝統文化の継承活動、地域の町起こし活動、PTA活動、地域防災・消防団活動、サッカー・野球等の青少年指導、保護司、民生委員・児童委員等です。このような郵便局長の活動はなかなか知られてはいませんが、郵便局長は、一日二十四時間苦労して、地域のために汗を流しているのです。そのことが地域からの信頼を高め郵便局の存在価値を高めています。 今回、皆さまから賜りました大きなお力を最大限活用させていただき、郵便局の活用で地域社会を活性化し、地域の再生・復活、高齢者に優しい地域社会の確立のため全力を尽くす覚悟でございます。なにとぞ引き続きのご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。全国郵便局長会顧問 参議院議員 柘植芳文ご挨拶03

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