ZENTOKU 2020年特別号
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福井県永平寺町では、MaaSの実証実験を行っており、地元住民などの利用者が試乗した意見を取り入れ、地域の環境に合わせたシステムの構築を目指している。郵便局でも、地域と長年培ってきた信頼関係のもと、郵便局「MaaS」が動き出した。また、永平寺門前再構築プロジェクト*により、1600年代の古地図に基づいて再生された旧参道が整備されたが、永平寺郵便局も、2019年12月16日、門前通りから旧参道沿い、大本山永平寺が開業した宿泊施設「柏はく樹じゅ關かん」のそばに新築移転した。*国内外での知名度が高く、福井県を代表する観光地である曹洞宗大本山永平寺の門前の魅力を最大限に高めるため、福井県、曹洞宗大本山永平寺、永平寺町によって2015年から進められてきたプロジェクト。外国人宿泊客に対応できる宿泊施設の整備(「柏樹關」の建設)、古地図に基づく永平寺川沿いの参道を復元、参道との一体的な永平寺川の修景、ゲートウェイとなる観光案内所の整備が行われた。MaaSの取組が進むまちの郵便局整備された旧参道沿いに佇む新局舎。周囲の環境に溶け込み、地域のお客様をはじめ、観光客の皆様をお迎えしている。実証実験で使用された小型電動カート。最大時速19km。自動走行の遠隔監視・操作を行うシステム室。2020年7月発行 編集・発行・全国郵便局長協会連合会 〒106-0032 東京都港区六本木1-7-27 TEL:03-3505-4830 http://www.postmasters.jp広報 ZENTOKUPostmasters magazine

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