ZENTOKU 2020年特別号
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 明治八年、十七の村が合併して泰阜村となってからは、どこの自治体とも合併せず、独自の村づくりを進めてきました。例えば社会福祉の面では、厚生労働省の推進する施策とは一線を画していましたが、結果として社会保障費の軽減に繋がり、一つのモデルケースとして、視察にお見えになったこともあります。 七年後の予定で、リニア中央新幹線が隣接する飯田市を通り、品川駅とは一時間足らずで繋がります。「魅力ある村を次世代の子どもたちに誇れる村として引き継いでいきたい」という思いがあり、訪れる方々に日本の原風景を感じていただきたいと思っております。 郵便局は、村民(お客様)との顔の見える関係を構築してこられました。つまり最も信頼される潜在能力を持っています。泰阜村らしさを堅持し、活性化を図るためにも、今後も郵便局と協力し、郵便局ができることはお願いしたいと思います。(地方創生フォーラム基調講演より)顔の見える郵便局は、村民に最も信頼される潜在能力を持っている泰阜村長横よこ前まえ 明あきらさん3点とも「やすおか村フォトコンテスト」に寄せられた作品。広大な泰阜村の美しい自然が撮影されている。〈泰阜村提供〉05

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