地域貢献・地方創生〒０２８ー0534岩手県 綾あや織おり郵便局長菊きく池ち 浩ひろ康やす1 私たち、岩手県東部地区遠野部会は岩手県南東部の内陸に位置する遠野市内十局で構成されています。遠野市全地域が遠野部会という行政区と一致した部会であるため、市と郵便局が密接な関係を築くことができる恵まれた部会だと感じています。今回は総務省が進めている郵便局活性化推進事業の取組みを含めた、遠野市と遠野部会が連携した様々な活動をご紹介します。民話のふるさと遠野 遠野市は「民話の里」とも呼ばれるほど古い言い伝えがたくさん残る街ですが、それらの伝説を民俗学者の柳田國男がまとめ、一〇〇年以上も前に刊行したのが『遠野物語』です。天狗、河童、座敷童子など妖怪に纏まつわるものから山やま人びと、神隠し、祀られる神とそれを奉る行事や風習に関するものなど多岐にわたります。特に遠野の河童は有名で、市のキャラクター「カリンちゃん」も河童をモチーフにしたものとなっています。市政一〇〇周年のフレーム切手も漫画家の水木しげる先生にデザイン遠野市公式キャラクターである「カリンちゃん」。遠野物語にも登場する「カッパ」がモチーフ。岩手県遠野市していただいたものを発行していますし、そのほか「民話の里遠野」「ＳＬ」など何度となく市と協力し遠野を知っていただくため、フレーム切手を発行しています。最近では東京２０２０パラリンピックで、ブラインドサッカーに参加するブラジル代表のホストタウンフレーム切手を作成し、遠野市からもご購入いただきました。 地理的には地域のほぼ全域が、北上川の支流である猿ヶ石川の最上流域にあたり、中央部は北上山地最大の盆地である遠野盆地となっています。また、岩手県で二番目に高い山である早池峰山の一部市域は農業が主要産業となっています。 歴史的には遠野南部氏の城下町として、また内陸と沿岸部を結ぶ流通の拠点として発展してきました。 遠野部会の会員は以前より全員が地元居住の局長で、そのため市との繋がりに長い歴史があります。 更に市長の本田敏秋氏が東北支社の郵政懇話会の代表首長を務められるなど、郵便局の活動に深い理解を示していただき、私たちも「遠野祭り」や「緑化祭」への参加2020.4.16 遠野市庁舎にて 遠野市長と綾織郵便局長「ホストタウン ブラインドサッカー フレーム切手」贈呈式給水所で。遠野部会全員でボランティアを行っている。遠野市は、東京2020オリンピック・パラリンピックのブラジル代表のホストタウン。その記念として、ブラインドサッカーのフレーム切手を発行。「ジンギスカンマラソン大会」10これまでも、これからも、地域とともに「郵便局とつくる新たな遠野スタイル」
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