ZENTOKU 2020年夏号
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097︱0002北海道 稚わっか内ない潮しお見み郵便局長熊くま谷がい 智とも明あき郵便局の地方創生「プレミアム付商品券」の取扱い 稚内市の郵便局では、二〇一九年度に「プレミアム付商品券」を取り扱いました。 「プレミアム付商品券」とは、二〇一九年十月一日から二〇二〇年三月三十一日まで流通した商品券の一種です。二〇一五年に発行された「プレミアム商品券」と異なり、所得の少ない方、乳幼児のいる子育て世帯に対して、消費税率引上げに伴う負担増を緩和することを目的として、全国の市区町村が発行・販売したものです。 稚内市内の「プレミアム付商品券」の販売期間は、二〇一九年十月一日から二〇二〇年二月二十八日まで。一冊四千円の商品券で、五千円分のお買い物ができる商品券です。取扱いの背景に、包括連携協定を締結した信頼関係 北海道の郵便局は、現在、全市町村との間で包括連携協定を結んでいます。 稚内市とは二〇一八年四月に包括連携協定を締結していましたので、「プレミアム付商品券」の販売が実現できたのですが、それまでにも「地域における協力に関する協定」等、いろいろな協定を締結し、既に信頼関係を築いていましたので、新たな包括連携協定の締結が必要ということには、かえってハードルが高くなりました。 しかし、「郵便局のネットワークをうまくご利用いただくためには、包括連携協定の締結が必要です」という私たちの説明を聞いてくださった工藤広稚内市長にご賛同いただき、締結に至ることができました。 その結果、実現したのが、「プレミアム付商品券」の販売です。一万六一八〇冊発行された「プレミアム付き商品券」のうち、郵便局ではその五割弱にあたる七一七〇冊を販売しました。地方創生ケーススタディ⓭最北のまち・稚内市と連携しプレミアム付商品券の取扱いで地域活性化稚内港にある大型の防波堤・北防波堤ドーム。北海道遺産(次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選定されたもの)に選定されている。宗谷岬公園に建つ「日本最北端の地」の碑。北極星の一稜をモチーフにしたデザインで、石碑の高さは緯度(北緯45度31分22秒)にちなみ4.53m。稚内潮見郵便局〔地区連絡会スタッフ〕の野呂真也社員。プレミアム付商品券の取扱いに関する稚内市との折衝は、熊谷局長と二人三脚で行った。稚内市が作成したプレミアム付き商品券を郵便局でも取扱いができることを知らせる市民向けの案内チラシ。取り扱う郵便局窓口にも置いてPR。08稚内市北海道

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