ZENTOKU 2021年夏号
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❷ 全国初、日本郵便とJAとの  カタログ共同開発 2018(平成30)年JA岡山(岡山市農業協同組合)さんに、郵便局物販サービスが製作した頒布会カタログ「JA岡山 花はな野や果かギフト」を採用していただきました。それまでのJA全農食品が製作している頒布会カタログでは、岡山県産だけでなく全国各地の旬の果実が並んでいました。そこで、岡山県産にこだわった頒布会カタログを提案したところ、大変喜んでいただき採用となりました。 岡山県民の方々だけでなく、全国の皆さまに地元岡山の良さを発信できる機会となればと願っています。この「花野果ギフト」は、千葉県、高知県、鳥取県の郵便局でもお取扱いいただいています。目に止まりましたら、ぜひ一度ご賞味いただきたいと思っています。❸ 地域を元気に!日本ミツバチの会と山椒の会の活動 2020年から新たな地域活性化の取組みとして、日本ミツバチの飼育(日本ミツバチの会)と山椒栽培(山椒の会)を地域の方々と一緒に始めています。 ミツバチは主要作物の受粉媒介者として重要な働きをしています。多くの方々がミツバチの飼育を通じて、食物連鎖の構図を身近に感じ、自然保護にも関心を持っていただきたいという思いから、「日本ミツバチの会」の活動を始めました。    山椒栽培に注目したのは、山椒が、その辛味成分のおかげで鳥獣害が比較的少なく、まミツバチの巣箱設置岡山の特産品のカタログ販売を展開将来の夢をかけて丈夫に育てと、植樹祭を開催。た、その実が軽量であることから、女性や高齢者でも比較的負担が少なく収穫作業ができ、収入確保も期待できます。また、大切な里山を守りながら、生活を守ることにも繋がっていくと考えています。 コミュニケーションが苦手な方が、ミツバチや山椒を介して地域のコミュニティに参加し、奮闘されている姿を想像すると微笑ましく、このような活動が広がれば、もっと面白い取組みになるのではないかと感じているところです。これからも、地域の方々が笑顔になり、生き生きと生活できる取組みを続けていきたいと思います。山椒栽培ギフトカタログ壮行式での JA岡山(岡山市農業協同組合)宮武博 経営管理委員会会長(写真左)と長谷川実中国支社長(当時)。 また、この取組みを通してゆうパックの高品質が再認識され、2020(令和2)年からJA岡山さんが運営している「はなやかオンラインショップ」の決済サービスと配送システムの一画を担うことができました。「GMOインターネット株式会社」と「ノーイン株式会社」が開発されたシステムを用い、ネット注文されたお客さまのお手元に、郵便局がお届けすることになりました。今後もJA岡山さんとご相談しながら、良い協力体制を継続していきたいと思っています。13初めて設置した日本ミツバチの巣箱はすべて局長たちの手づくり。

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