ZENTOKU 2021年夏号
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郵便局との絆を深め「暮らす」と「遊ぶ」とを 両立できる島へや観光協会の記念イベントでも販売し、観光土産としても人気で、 なかなか手に入れにくく、村と島のPRにも大いに役立っています。―宮里村長ご自身と村内の郵便局の繋がりも強いとうかがっています。 今の座間味郵便局の局長が小中学校の1年後輩で、小さい頃は一緒に遊んだり、年賀状配達のアルバイトをさせてもらったり。局長のご両親にも可愛がっていただきました。今では村長と郵便局長の間柄ですから、互いに相談・協力し合って村づくり・まちづくりに取り組んでいます。   苦渋の決断となったGW―観光業ですが、去年も今年も新型コロナ感染症の影響で大きな打撃を受けているのではありませんか? そうですね。大変です。もともと座間味村は就業人口の92・6%が第三次産業に従事し、そのほとんどが観光業。人口約930人の島に年間10万人、100倍以上の観光客が訪れていま―まず、「島の魅力」について教えてください。 自然環境の素晴らしさですね。ケラマブルーと呼ばれる青い海と白い砂浜。無人島も多くて、多た島とうかい海に沈む夕陽は涙が溢れるほど美しい。日本のサンゴの7割近くが、座ざまみ間味島をはじめ慶けらま良間諸島に生息すると言われています。夏の海水浴も最高ですが、スキューバダイビング、シュノーケリングやシーカヤック、水上散歩を楽しむサップなどマリンスポーツのメッカで、冬にはザトウクジラのホエールウォッチングも楽しめます。 2014年には慶良間諸島国立公園に指定されました。今は新型コロナ感染症で大変な時期ですが、収束したらぜひ遊びに来てください。   人気のフレーム切手を   この4月に発売―その座間味村と郵便局とは協働して、どのようなことに取り組んでいるのでしょうか。 郵便局にはこれまで座間味郵便局と阿あか嘉郵便局で計4回、フレーム切手を作成していただきました。最近では2014年の国立公園制定時。ケラマブルーの海やサンゴ礁、ザトウクジラ、ヤドカリなどの美しい写真を使ったフレーム切手で、2021年4月にもきれいな団うちわ扇つきの新しいシリーズで発売されています。 国立公園制定時は記念切手としてレセプション沖縄県那覇市の西方40キロメートルの沖に点在する慶良間諸島。座間味村はその西半分の座間味島・阿嘉島をはじめ大小20余りの島々からなる。村内の郵便局は座間味島と阿嘉島にそれぞれ一つ。人口約930人と小規模ながら、村と郵便局が協働し、島嶼振興に成果を上げている。島のPRに貢献する座間味島のフレーム切手沖縄県座間味村長沖縄県座間味村長宮宮みやざとみやざと里里 哲哲さとるさとるさんさん沖縄県座間味村長宮みやざと里 哲さとるさん座間味村座間味村沖縄本島沖縄本島宮古島宮古島石垣島石垣島西表島西表島リーダーインタビュー1706

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