ZENTOKU 2021年秋号
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 幸い、彦根市側からも好意的なご提案をいただき、2021年6月24日に、彦根市と彦根市内郵便局20局の間で、彦根の歴史と伝統を生かす文化に関することや地域社会の活性化に関することなど全8項目を連携項目とする包括連携協定を締結することができました。 「少し昔の彦根の風景」写真展は、彦根市との包括連携協定締結後、連携の証の第一弾として、彦根市の全面協力のもと市内20局で開催し、大変好評でした。彦根市のPRに郵便局も参画できたと実感できた企画でした。 写真展開催前の7月2日には、コミュニティラジオFMひこねに3名の局長が出演し、彦根市と市内郵便局との包括連携協定締結のお知らせと、写真展開催のご案内のプロモート活動も行いました。 彦根の歴史を生かす連携した取組みの第二弾として、郵便局のロビーにおいて、彦根市民の皆さまが昔使用していた伝承的な器具「民具」を展示する「まちなか博物館」(仮称)を展開する予定です。彦根市と郵便局はこれからも一緒に歩み続ける 彦根市には貴重な歴史遺産彦根城があります。2024年の世界文化遺産登録、またその前提となる2022年の国内推薦を視野に、彦根市×郵便局長等による動画系SNS「YouTubeチーキーズチャンネル」を利用した彦根城のPRや、彦根城&ひこにゃんを題材としたフレーム切手の企画・販売を通じて、登録への機運盛り上げの一翼を郵便局が担えれば、これに勝る地方創生・地域貢献はないのだろうと考えています。 今回の包括連携協定締結を機に、彦根市ならではの歴史と伝統、良好な環境の保全と創出、そして多岐の分野にわたる諸課題の解決に向けて、彦根市内の郵便局ネットワークが力を合わせ「地域と寄り添い、地域と共生し、地域を丸ごと支える」を合言葉に、彦根市と一緒にその先へ進めることができればと思っています。生ゴミ堆肥化のためのボカシづくりボカシづくりで、環境課題に取り組む 優良な環境の保全と創出にも積極的に参加しようと、現在、生ゴミ堆肥化のためのボカシ*づくりに取り組んでいます。 自分たちの地域を低炭素社会構築の視点で見つめ、より良い未来のために何ができるのかを考え、取り組み始めたのが、ゴミ削減に向けた「ボカシづくり」です。 まず7月31日に、彦根市ゴミ削減推進協議会が主催した「ボカシづくり」を4*油かすや米ぬかなどの有機肥料に、土やモミガラなどを混ぜて発酵させて作る肥料のこと。 土に肥料分を混ぜてぼかす(薄める)ことからその名前がついたという。収録後にパーソナリティーと記念撮影コミュニティラジオFMひこね出演彦根に来たんやったら是非寄っていきーや千成亭「近江牛味噌漬」近江牛の飼育は、約400年の伝統があり、江戸元禄年間、彦根藩より将軍家・御三家へ「養老の秘薬」として近江牛の味噌漬を献上するのが慣例になっていたと言われている。彦根藩発祥の“伝承された味” を今もなお守り続けている。いと重菓舗 代表銘菓「埋うもれ木ぎ」創業文化6(1809)年。かつては井い伊い直なお弼すけ公にもお菓子を納めており、代表銘菓「埋れ木」は滋賀県の代表銘菓の一つに挙げられている。「埋れ木」は自家製の白餡を求肥で包み抹茶と和三盆糖をまぶしたお菓子。名の局長が体験しました。郵便局が、ボカシに関する広報及び啓発活動を行い、また、販売の拠点として郵便局がアンテナショップの役割を担うことで、ゴミ削減を推し進めることができればと考えています。13環境課題に対する活動 初めての生ゴミ堆肥化のためのボカシづくり。彦根市ゴミ削減協議会の方からレクチャーを受けて(写真左)、いざ実践(写真下)。

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