ZENTOKU 2022年夏号
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「みまもりサービス」にプラスαの取組みふるさと納税の連携協定を締結MマaーaSス*の3地域推進上士幌郵便局では       2020(令和2)年が利用できない農村部の高齢者に、郵便局の集配車の助手席 に乗っていただく客貨混載の実証実験を実施しました。これは町が経済産業省の採択を得て取り組んだ次世代移動サービス事業の一つで、事前に登録された希望者が納税返礼品ランキングでも常に上位にあり、地域内外との交流も盛んです。ふるさと納税の人気を受け、上士幌郵便局では自治体や関係事業者からの返礼品発送の仕事をたくさんいただき、郵便収入も増えています。2017(平成29)年3月、上士幌町と郵便局は包括連携協定を結びました。その協定郵便局等の前で、集荷に来た集配車に乗り込み、市街地の病院や商店などに向かうというものです。この実証実験は、2週間で2名の登録された方の移動をお手伝いしました。地元紙などでも紹介されましたが、これまで法律に規定されていない客貨混載の試みだっただけに、事前準備に腐心しました。据えた取組みで、今後さらにサービスの質を高めた移動手段が提供できるように、取り組んでいきます。で、ふるさと納税の返礼品の配送を郵便局が扱うことも記され、上士幌郵便局では返礼品に多い冷凍品の取扱いも行うなど、上士幌町のPRにも繋げています。郵便局は今後も自治体と情報交換を重ねながら、住みやすい町づくりに貢献していきたいと改めて誓ったところです。に設置されたものと同じですから、操作は簡単。安心感のある郵便局で、地域の高齢者の方々が操作していらっしゃるのを社員ともども見守っています。郵便局が事業として行っている「みまもりサービス」では、各利用者やご家族が個人でご契約いただくこともあれば、保健師が少ない地域など特定の条件下では、自治体と契約することで、対象者全員ケースもあります。から委託を受けた保健師は、健常な高齢者のところは巡回を行わないことになっています。ところが、独り暮らしの高齢者など支援がないと不安な方もいます。そこで、上士幌郵便局では町から半額の助成を受け、保健師が訪問しな「みまもりサービス」を実施しています。ら実施しており、現在ご利用いただいているのは3名と少数ですが、町と郵便局が連携した取組みであり、札幌や東京など遠方に住むご利用者のご家族からは、「実家に住む老親の状況を、定期的に写真つきで報告してもらえて安心できる」と好評です。に対し各郵便局が対応する後者の場合、原則、自治体い高齢者に対する郵便局のこの取組みは3年ほど前か上士幌町は各種のふるさと11「熱気球のまち」らしく、郵便局にも熱気球のプレートがある。郵便局に設置されたタブレット端末。上士幌町役場の方と、疑問点、改良点等があれば、すぐに綿密な打合せを行っている。*3 MaaS とは、Mobility as a Service(モビリティ・アズ・ア・サービス)のこと。ICT(情報通信技    術)を活用して自家用車以外の全ての交通手段による移動を1つのサービスとして捉える新た     な『移動』の概念。タブレット端末でデマンド福祉バスの予約をするお客さま。10年先、20年先を見12月、公共交通機関MaaSの実証実験を実施

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