ZENTOKU 2022年夏号
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郵便局と連携した斬新な施策まず、福島市が郵便局と組んで力を入れている施策などについて教えてください。市内の郵便局と包括連携協定を結び、地域社会や市民サービスの一層の向上、それから大規模災害時の対応強化などの分野で連携しています。福島市では、特に市民サービスの窓口的な役割を郵便局に担っていただいています。たとえば市ではコロナ禍に「市民生活エールクーポン」というプ東日本大震災からの復興に向け、郵便局と協震災復興に関する郵便局との協働施策としてまた、2020年度のNHK連続テレビ小説古関さんご夫妻は文通で知り合ってすぐに結婚ちなみに、ゴミの減量化・再資源化として、グレミアムつきのクーポンを発行し、郵便局にその販売窓口になっていただきました。他にも全国に先駆けた取組みとして、ワクチン接種の3回目の予約を郵便局でとれるようにしました。加えて、高齢者の方々や子どもたちへの見守り、ゴミの不法投棄や道路の補修箇所の連絡などをお願いしています。また、郵便局の「みまもり訪問サービス」や「みまもりでんわサービス」を、ふるさと納税の返礼品にも加えています。また、郵便局から避難所用のエアベットを寄贈いただいたお陰で、最近の地震でも福祉避難所な而じ・金きこ子(声楽家)夫妻の切手も発行していただいどの環境整備にも繋がり助かっています。働した施策があれば教えてください。は、市のイメージアップの一環としてオリジナルフレーム切手の発行に取り組んでおり、日本の桃源郷といわれる花見山の切手は毎年発行していただいています。花見山を広く紹介したのは写真家の秋あま山庄し太郎さんで、秋山さんの生誕100周年切手のほか東京2020オリンピック・パラリンピックの開催地としての記念切手も発行していただきました。『エール』のモデルであり郷土の作曲家・古こき関裕ゆて、非常に好評でした。福島駅前から古関さんの実家前に続く道路を「古関裕而ストリート」と名づけ、「エールポスト」という郵便ポストも作っていただいた。このポストに投函すると、古関さんが指揮をとった姿の消印を押してもらえます。された。それにあやかり、手紙の文化もエールポストを設置するなかで浸透させていきたいですね。    | んせう   |6リーンポストという使用済み葉書の回収・再利用を郵便局に提案しました。まだポストの実現にはきやょうたろう木こはた幡 浩ひろし福島県中通り北部に位置する人口約28万人の福島市。市長の木幡浩さんは、郵便局と連携し、東日本大震災後もたびたび発生している地震・風水害を乗り越え、福島らしい魅力あふれるまちづくりをめざしている。福島県福島市長魅力ある地域づくりを担うトップリーダーにきく福島市21さん「エールを送るまち」復興支援の恩返しの創生が、

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