ZENTOKU 2022年夏号
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私自身は福島市のよさは、ちょうどいい感じ、便利さと自然がほどよくマッチしたところだと思っています。観光のキャッチフレーズも「ちょうどいい旅、ふくしまステイ。」です。福島市での生活を「ふくしまスタイル」と表現していますが、生活をするために必要な仕事があり、都市の賑わいがある一方で近郊に温泉がいくつもあり2000m級の吾妻連峰がそびえ、水質日本一を11年続けている荒川が流れる。「自分を回復するまち」としてふくしまスタイルの生活を味わってください。福島市の春の美しさは花見山に代表されますが、市内随所に花の名所があり、これらを結び「ふくしま花回廊」という名称でPRしています。全面リニューアルした古関裕而記念館や、〝走る音楽館〟がコンセプトの「メロディーバス」も走っています。花と音楽に満ちあふれた福島市を市民の皆様と育てていきます。また、福島市民の皆様が自慢に思っているのは、桃をはじめとする果物。四季を通じて次から次へと旬の果物が育ち、「くだものの宝石箱」と銘打っています。この春にオープンした「道の駅ふくしま」でも、もぎたてのフルーツとそれを活かしたスイーツをぜひ味わってください。なお、近郊には飯坂、土湯、高湯という三つの有名な温泉があり、それぞれの温泉地では「熱さ番付」や温泉熱を活かしたバイナリー発電*2でエビの養殖を行うなど、個性きわだつ温泉地となっていますので、ゆっくりと楽しんでいただきたいと思います。   〝一石三鳥〟で、道を拓くなどはございますか。でした。幼い頃は郵便局の敷地に勝手に入って遊び、冬には郵便局の雨あい樋から伸びた大きな氷つら柱を折って……(笑)、そんな記憶があります。 「道は拓ける」です。必ず道が拓けるという希望を持って、あらゆることに手を尽くし、一石二鳥を超えて一石三鳥、四鳥をねらって企画を立てていくのが好きですし、市の職員にもその大切さを伝えています。開催地として、スポーツでのまちづくりも進めてきました。福島駅西口の県産木材を使った大お庇も福島市として明るく、温かく、涼やかに人々を迎えるために整備しました。パブリックビューイング開催のため「ふくしまエールビジョン」も設置し、様々な用途に活用されています。エアレース*1の世界チャンピオンである室屋義秀さんが福島市の農道離陸場 「ふくしまスカイパーク」で練習していて、そうした注目を集めるニュースもうまく活かしていきたい。それは我々行政の役目です。市長の郵便局についての想い出やエピソード浜通りの飯い舘村に生家があり、隣が飯舘郵便局そんな市長の座右の銘はなんでしょうか。東京2020オリンピック・パラリンピックのいたてむらまどおひさし      | |ら8花見山は市民の憩いの場四季を通して旬の果物を味わえる*1 飛行機の飛行技術や機体性能を競うモータースポーツ*2 水より沸点が低い媒体(水とアンモニアの混合物など)を加熱・蒸発させて、その蒸気でタービンを回して発電する方法。加熱源系統と媒体系統の二つ   (バイナリー)の熱サイクルを利用するため、この名称が付けられた。全国に伝えたい福島市の魅力首長のおすすめ「ふくしまスタイル」で楽しむ花と、くだものの宝石箱

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