* 防災士功労賞とは、日本防災士機構が、防災士としての活動及び社会貢献活動に関して、他の規範となる大きな 功績があった防災士個人、または防災士のグループ・団体について、その功績を称えるために設けた制度。2024(令和6)年6月20日、日本防災士機構による「防災士功労賞」*の表彰式が開催された。中国地方郵便局長会山口県長門南部地区郵便局長会(会長小倉雄二局長(下関中土居局))が受賞し、小倉会長が表彰式に臨んだ。山口県長門南部地区会は、2011(平成23)年2月20日から防災士活動を開始し、現在では70名の局長が防災士資格を取得している。小倉会長は「歴史的に見ても台風の被害が多い地域ですが、最近では、線状降水帯の発生など、予期せぬ豪雨災害が増え、環境の変化に即応した行動が求められています。一昨年7月の豪雨災害の際は、災害ボランティア活動を行いました。宇部市社会福祉協議会と災害時における連携等を内容とした協定を締結していましたので、スムーズに対応できました。昨年は、下関市社会福祉協議会とも協定を締結しました。高齢者への避難誘導や声かけなど、顔見知りの我々局長だからこそ、できることがたくさんあります」と行政との連携、住民の方々への細かな配慮の必要性を語っていた。 日頃は、大型ショッピングセンター内において「防災Cafe」の継続的な開催に共同参画したり、地域FM放送に出演し、防災に関する心構えなどを語り、「わかりやすい形」で最新の防災知識を周知するよう努めているという。2024(令和6)年7月全国女性会員代表者研修を開催した。講師は防衛省防衛研究所歴史研究センター国際紛争史研究室主任研究官の吉田ゆかり氏(1等空佐)。女性自衛官は全体で8%、そのうち航空自衛隊で幹部と言われる女性は1%ほどに過ぎないという。吉田氏は、組織の中でジェンダーに関わる問題に対処してきた経験から 〝女性を一つの特性〟として捉え、部下たちに多様な価値観で安心できる居場所(環境)を作ることが大事と話す。結婚、出産、子育て、介護などのプライベートまで、フランクに語り、最後は「笑顔溢れる皆さまと、郵便局の窓口で会えるのを楽しみに」という言葉で講演を締めくくった。全国から集った女性局長たちを前に講演する吉田氏。表彰を受ける小倉会長 9 24日、全国郵便局長会は、ZENTOKUズーム防災士功労賞を受賞(2024年防災士表彰)山口県長門南部地区郵便局長会全国女性会員代表者研修を開催
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